幼いテディにとって家中がトイレ状態だった時期も、
トイレを覚えた後のうっかりベッドでお漏らしも、
私の大切にしていた靴にヒットを決めたときも、どんな時も、
トイレの失敗で叱ったことは、叱ろうと思ったことすら、一度もなかった。
けど、今朝のトイレトレーニング中、かなり感情的に怒ってしまった。
叱ったんじゃなくて、あれは完全にただ私の怒りをぶつけただけ。
トイレトレーニングはいつだって穏やかに根気よく、
私はそんな器持ち合わせていなかったと実感した。
テディのAという行動に対してBの対処をすると
次はCとなって、それに対してDをすると今度はEになって、って。
もう何がなんだか私自身わからなくなってきてたんだと思う。
就寝前のヤギミルクで物理的作戦に出たのは
前回のブログに書いたのだけれど、
テディはすさまじい忍耐で、それすら我慢するように。
シートを敷くという行為と、「ちっこは?」という声掛け。
双方のコマンドをテディはしっかり理解していて、
その上で「家ではしない」という点が、最初から大きな壁だった。
どんどん下がる家トイレ率に焦燥感を募らせて
物理的作戦に出たけれど、その効用も切れて、
八方ふさがりになった私はイライラして怒っちゃって。
テディはしょんぼりしちゃって・・・。
爽快な春の日に感じたのは、
ドロドロの底なし沼に沈み込むような自己嫌悪。
で、
「やめよう」
って、思い至りました。
トイレトレーニング、やめる。
やめることにした!
泣き出しそうな顔をしたテディを見て、
大切なテディとの時間を、
嫌がる家トイレに費やすことよりも、
可愛がること、楽しむことほうがどんなに大事かと、
己の未熟さとともに、痛感した。
テディ、本当に、ごめんね。

にほんブログ村老後、たとえ歩行がおぼつかなくなったとしても、
抱っこしてトイレにお連れしますよ。
という決意側で、
テディのトイレ奮闘記、
おしまい!!